明1日(月)からのタイ旅行に備え、本30日(日)はNH255便にて前泊目的で福岡へやって参りました。羽田は晴れていたのに、こちらは土砂降りの雨。福岡は我が生地なれどこんなに雨が多かったかなぁ。同じ経路で行った昨年11月も雨だったし。その昔、『長崎は今日も雨だった』という歌があったが、東京に比べたら確かに九州は雨がよく降る。
さて乗った飛行機は、B777-200型(機体記号;JA702A)さんでした。1997年生まれだから機齢17歳。飛行機の平均寿命でいえばかなりなお年寄りで、リタイア寸前なのかもしれない。それでも、客層がいいのか内装がリニューアルされたか、どこも傷んでる様子はなく健康(?)そのもの、といった感じでしたよ。
今回、国内線としては初めて普通席(エコノミー)でなくプレミアム席を利用してみました。国際線ならビジネスクラス相当なのでしょう、普通席の2倍以上と値は張るが、当然それにふさわしいサービスが受けられる。優先搭乗、ふかふかの座席、機内食サービス、託送手荷物優先受け取りetc。要するに、ストレスなく快適な旅が出来る、ということ。
我が日本の航空業界は、接客等のソフト面では世界トップ水準かも知れないが、座席等のハード面が著しく立ち後れている感を否めない。尤も、LCC(格安航空会社)は使ったことないので、JALとANAしか知らない。
外国では、ルフトハンザ航空(ドイツ;LH)、エールフランス(AF)、英国航空(BA)、アリタリア航空(イタリア;AZ)、オーストリア航空(OS)、スイス航空(LX)、ユナイテッド航空(米国;UA)、今は無きノースウェスト航空(米国;NW)、エアカナダ(AC)、分割前の中国民航(CA)、中華航空(台湾;CI)、遠東航空(台湾;FE)、キャセイパシフィック航空(香港;CX)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG)、ベトナム航空(VN)、ガルーダインドネシア航空(GA)、ロイヤルクメール航空(カンボジア;RK)、ラオス国営航空(QV)といったところ。
おっと、乗った航空会社の列挙が趣旨ではない。『座席の快適度』でしたね。当然、エコノミー(普通)席よりビジネス(プレミアム)席のほうがいいに決まってるが、JALもANAも日本国内線の普通席は酷い。何せ寿司詰めの路線バス並みですからね。昔は普通席しかなかったし、国際線もファーストとエコノミーの二段階だった(と思う)。
それが今世紀に入った頃だろうか、その中間にビジネスクラス、さらにはプレミアムエコノミークラスと呼ばれる席まで出来た。尤も、世界的に見て、ファーストクラスを装備する航空会社、機材が減少してはいまいか。我が国の場合、国内線と国際線では使用機材自体が異なるが、よく使うタイ国際航空の場合、そんな機材区分などない。バンコクで国内線に乗り換えたら、いま日本から飛んできた飛行機だったなんてことが結構ある。さらに国内線(エコノミー)といえども、国際線に準じた機内サービスが実施される(例;機内食)。欧州や他のアジア諸国もタイと似たスタイルだから、日本だけの独自戦略とみた。
そんなわけで、出入国手続を別にすれば、概ね国際線に準じた外国では、「国内線」という概念がないのかもしれない。ここでようやく「座席」の話に入るが、ビジネスにせよエコノミーにせよタイ国内線では、日本国内線に比べて座席の前後左右に余裕がある。中長距離国際線と同じ機材だから当たり前だ。しかも、B777-300ERやB787-8等の最新機材に当たれば、ビジネスならフルフラット(180°リクライニング)になる。まぁ、一時間足らずのバンコク~チェンマイ間で、寝そべることはありませんがね。
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