本日(26日)午後7時半に無事チェンマイへ戻ってきました。昨日の旅程であるターク~メソット間は、パスしてしまったので、まず、その分から始めよう。宿泊先のヴィアン・ターク・リヴァーサイドホテルを褒めちぎったが、風呂場のお湯が出なかったので減点。ただし、朝食はバイキング形式でタイ料理・西洋料理と揃っており、150฿を徴収するだけの価値はあった。
一昨日は、タイの三大名滝に行くなどと書いたが、いざとなるとガイド氏の口が重くなり、『片道で車が三時間、船が三時間、徒歩が二時間合計八時間かかる』らしい。要するに行きたくなさそうなので仕方がない。単に滝が観たいだけと告げて予定変更、最初に訪れたのはランサン(ลานสาง)国立公園。下の動画のごとく、“滝”のはずがいつの間にか“小川”に化けちゃいました。
お昼頃には目的地のメソットに着いてしまい、時間が余ったので北方約20㎞ぐらいのところにあるメーラマット(แม่ระมาด)とかいう小さな町へ向かう。なんでも六百年ほど前、ミャンマーから二頭の犬車で運んだ大理石の仏像(写真)が安置されているとか。なるほど、タイ様式と違ってかなり女性的なご尊顔であった。
せっかく国境まで来たのだからと、ミャンマーとの国境へ出た。タイ最北端の国境メーサイ(แม่สาย)の光景とさほど変らない。ここはタイ最西端の国境ということになる。写真はタイ側からモイ川を挟んでミャンマー側ミャワディの町を臨む一枚。地図上では通行止めマークがあったが、私奴のような外国人でも往来は出来るらしい。ただし、国境ミャワディから半径2㎞以内の制限付き。しかもミャンマー入国料500฿取られるそうで、バカバカしいから国境は越えなかった。どうでもいいけど、国境に架かる橋の交通は、ミャンマーでは大陸方式で車が右側通行となるが、タイでは日本と同じ左側通行。依って、橋の中央で車の通行が左右入れ替わるというへんてこな方式になっている。メーサイとミャンマー側タチレクとの国境でも、同じ方式が採られている。
以上が昨日の行程。本日もいつものように午前九時メソットを出発。タークへ出る途中の国立公園群に足を伸ばした。植物研究所があるというので寄ったが、大したところでなく、写真も撮らなかった。ラフ族・モン族・リス族などの山岳少数民族の村を車中見学しつつ、巨木(写真)があるというので行ってみた。しかし、徒歩で400mも階段を下らねばならず、年寄りには相当きつい。着いた途端、気が抜けて転けてしまった。写真にある膝の汚れはその時のもの。まぁ、確かに巨木に違いないが、転けてまで観に行くところではない。
最後にラムプーン(ลำพูน)近くのクンタン(ขุนตาน)国立公園に寄る。何のことはない、単なるキャンプ場に過ぎない。ただし、公園内にバンコク~チェンマイ間の北部縦貫線が通っており、鉄道駅のクンタンがある。時刻表を見たところ、一日たったの六往復しか列車本数がない。此処は、約100年前にドイツ人技師の手で作られたクンタントンネル(全長1.2㎞)で有名らしい。まぁ、そんなところです。
以上、おしまひ。
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