本日の昼食は、チェンマイプラザホテル傍の「だるま」で済ませた。此処は度々オーナーが代わるのか、最近10年ほどで三回も店名が変わった。最初が「カオサン」、次が「なごや」、そして現在の「だるま」。「だるま」になってからはかなり長い。オーナーは群馬県出身なのだろうか。店内に貼られたカレンダーは、いずれも群馬県の企業広告が入っている。そのオーナーから『持って帰ってください。』と渡されたのが、《ちゃ~お》という日本語のチェンマイ情報紙。
チェンマイの日本語情報紙には、この《ちゃ~お》のほかにも3~4紙ある。当地の大抵の和食レストランに置いてあり、自由に持ち帰ることが出来る。したがって、無料とばかり思っていたが、注意深く読んでいたら、紙面末に購読料金が出ていた。
それによると、年間購読料は850฿で一部50฿らしい。日本で購読すると、これが年間7,500円(一部350円)に跳ね上がる。確かに、チェンマイの地理に不案内だった昔は重宝したが、ある程度わかってくると横着になり、今では見向きもしない。それでも、久しぶりに読んでみると、なかなか為になるミニコミ情報も掲載されている。【無料】ならあって邪魔になるものではない。
最新号(244号6月10日付)はプレー県の特集。'89年の初訪タイは、5月と12月に二度訪れているが、その12月にプレー県へ寄っているので懐かしい。なぜ寄ったかというと、スコータイ遺跡観光のあとチェンライへ向かう途中だったのだが、旅行社派遣運転手の出身地だったから。彼のお姉さんが小学校教師だとかで、学校で待ち合わせて昼食をともにした。Victorの重いSVHSカメラを担いで行ったので、当時の動かぬ証拠として、ビデオ映像も残されている。
此処でタイ式田舎風藍染服(一度洗ったらダメになった)を土産に買った憶えがある。知らなかったが、《ちゃ~お》を読むと、プレー県は藍染が地場産業だとか。こういう為になる情報も載っているのですよ。
この《ちゃ~お》の記事で、昔からよく読んでいたのが地元新聞の邦訳記事。今回も記事から一例を引用してみよう。
☆ 特産プーレー種パイナップルの切り身販売 ☆
チェンマイ・チェンラーイ県はパイナップルの特産地でもあり、小粒だが甘くて香りのよいプーレー種は評判が良い。にもかかわらず、最近では1キロ20~25バーツと出荷価格が低迷している。だが、外皮を取った切り身にすると、最高1キロ60バーツで出荷できる。しかし、すぐ生食できる切り身にすると、わずか2~3日しか日持ちしない。そこで、メーファールアン大学の農産業研究事業所が、生食用の切り身の日持ちを良くする研究を行った。その結果、包装にはPP-AFというポリプロピレン袋を用いて、酸素など日持ちする混合ガスを注入、あるいは、切り身は2%の食塩水などに1分間浸してから包装するなど、様々な工夫をすれば12日間は新鮮な状態に保てることが判明。今後は、このような方法で切り身を包装して出荷することになっている。
本日、リンピンスーパーでパイナップルの切り身を買ったけど、49バーツでした(たぶん一本分)。บริษัท แลนด์ โปรดักส์ จำกัด(株ランド・プロダクツ社製)とあるだけで、産地や賞味期限の表示はなし。包装にはそんな工夫は見て取れない。味は悪くないが、日本のように、芯の部分を切り抜いてないので、食べカスが残る感じ。
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