昨18日は自宅に辿り着くなり眠りこけてしまい、更新を怠けてしまった。言い訳がましいが、バンコク発22時40分(日本時間0時40分)のNH174便は夜間飛行のうえ、B767ERの機体が小さくて座席も狭く、殆ど眠れなかったのですよ。すみません。
関係ないけど、バンコク・スワンナプーム空港で、陸上自衛隊の皆さんと鉢合わせになりました。おそらくPKO任務を終えての帰国途中だったのでしょうが、一般旅行客に混じって百名余りの迷彩服集団が隊列を組んで歩く姿は、やはり異様に映りますねえ。自衛隊に輸送機があるにも拘わらず、伝聞によると《自衛隊は軍隊ではない》とする日本政府の方針で、諸外国を刺激しないよう民間チャーター機を利用しているそうな。いくら都合の良い憲法解釈で誤魔化そうとしても、当の諸外国自体が《自衛隊は立派な「軍隊」》と観ている。なのに要らぬ“配慮”をするから、却って不信感を増幅させる結果となる。ふんぞり返ったお偉いさんたちは気づいているのだろうか。
さて、チェンマイ滞在中に話題にした数々の音楽メディアについて、手許にあるそれを再確認してみた。ところが、である。記憶なんて案外当てにならないものですね。カセットテープだけで20巻余りあるが、ポップス系ばかりと思いきや、ルークトゥン系も結構持ってました。カセットテープはすべて、'89年(平成元年)5月と12月の訪泰時に購入せしめている。と言うのも、その後空白期間があり、三度目の訪泰は'97年(平成9年)になってからのこと。そしてその頃には、タイでもCDが音楽メディアの主流になっていたというわけ。
どんなカセットテープか、聴いてみたくありません?
ということで、強権発動してこれらをご紹介して参りましょう。
まずトップバッターは、12月8日付チェンマイ便りで、「このカセットテープ、持ってる」と高らかに宣言したพัชรา แวงวรรณ(パチャラー・ウェンワン)さん。当時はもちろん、タイ文字なんてチンプンカンプンだったし、ジャケット写真を眺めて購入可否を即断していたわけで、長らく聴きもせず放置してあったところをみると、たいして気に入った曲がなかったのかもしれません。タイ語版ウィキペディアによると、仏暦2530年(1987年;昭和62年)にリリースされたアルバムみたいです。
幸いなことに、Yakk JiMNYさん(日本人?)とおっしゃる方が、ほぼ全曲をYouTubeにアップしてくれています。このうち、A面・B面のそれぞれ第1曲目を聴いてみましょう。
A-1.สนามอารมณ์ by พัชรา แวงวรรณ
B-1.คนเดียวในดวงใจ by พัชรา แวงวรรณ
パチャラーさんは、こういう静寂とした抒情的な歌が多いみたい。改めて聴くと悪くないように思いますが、'89年当時の自分は当然ながら今よりずっと若かったし、ゆっくりしたテンポがまどろっこしくて敬遠していたのかも知れません。
《次稿へ続く》
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