KaraokeVCDは3枚。このうち2枚が、無いと諦めていたタイの三人娘ことสาว สาว สาวのアルバム。つひに買っちゃった。一枚目(写真左;2004年発売)のアルバムは、タイのキャンディース?でご紹介したYouTube映像と同じものが入っている。ただ、主として実演のライブ映像を後から被せただけようで、スタジオ録音の原唱盤音声との間に若干のズレがある。それだけではない。映像がライブなら当該音声をそのまま使えばいいのに、わざわざ原唱盤音声と差し替えたものだから、映像にある拍手などが音声には出てこない。ゆゑに臨場感ある映像と音楽だけ録られた音声とがマッチせず、観る者聴く側を、一種異様な居た堪れない気分にしてしまう。
当方の勝手な想像だが、KaraokeVCDの性質上、ボーカルと伴奏を左右に分離せねばならない。制作側にとって、種々の臨場音が加わった複雑なライブ音声よりも、加工しやすい原唱盤音声のほうが手っ取り早かったのだろう。余計なことをするものだ。まあ、’80年代はMV(ミュージックビデオ)など普及してなかった時代、今になってのKaraoke企画でしょうから、歌に被せる適当な映像がないかと捜したら、たまたま同曲のライブ映像があった、というのがコトの真相かも知れませんね。
百聞は一見に如かず。実際に視ていただきましょう。
รักทำไม(恋はどうして) -สาว สาว สาว(サウ・サウ・サーウ)
さて、二枚目(写真右;2003年発売)はもっと酷くて、同じUFO(飛碟唱片)レーベルなのに、歌う三人娘がまったく出て来ない。平凡な風景映像のみ。それも歌とは何の関わりもない欧州の街角というのだから、何をかいわんやである。歌(CD・MP3)を聴くというより、三人娘のお姿見たさにVCDを買った当方もバカである。欲掻くと大抵はこうなる。
なお、買ったKaraokeDVD(2011年再プレス盤)の中にも、三人娘の名前が見えるけど、例によってパソコンが受け付けてくれないのでDVD盤は未視聴。多分、VCD盤と同じだと思う。
ところで、解散した三人娘に代わる次世代の三人娘(?)を発見。
รักอยู่หนใด (恋は一つ)-Pop Angels
う~む。曲は'80年代風だそうですが、田舎のイモ娘風情(失礼!)のサウサウサーウに較べると、垢抜けして美形だし、遙かに都会的で歌も上手い。しかし、'80年代のタイを知る者にとって、当時の“タイらしさ”を偲ばせるものは皆無。これは明らかに、アメリカの'80年代を意識したものに過ぎない。どちらを採るかと問われれば、迷わずサウサウサーウのイモ娘連に一票。
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