本日(5日)は、タイの国王誕生日。
日本の天皇誕生日に当たる祝日なので、国民は休日である。
そのこととは別に、よそ者の私から見て、妙な慣習がある。
仏教起源の祭日や選挙のときは、御神酒・般若湯などの酒類を聞こし召すことが憚られるらしい。
国王誕生日は関係ないように思うが、王妃誕生日も同じ扱い。
日本人だったら、冠婚葬祭に酒は付き物みたいに考えてしまうが、敬虔な仏教徒が多いタイでは、人心を惑わす“悪魔の水”、といった考え方なのだろうか。
それはともかく、禁酒日(?)にはバーやクラブ等の酒場が閉店していて呑めないばかりか、コンビニを含む酒類販売店でも、現物を隠して売ってくれないから手に入らないとか。
酒の呑めない私奴にとっては痛くも痒くもないが、呑兵衛が知らずにこの日にぶつかったら、喉をかきむしって悶絶するかも。
タバコ飲みの私奴が憂き目に遭うとすれば、禁煙日。
おかげさまで、そんな日は何処の国にもないからいいけど、タイのタバコ屋さんは、意地悪して人目に触れないよう隠して売ってるんですよ。
何だか御禁制品を欲しがるみたいでコソコソしなくちゃならない。
そういえば、イスラム教信者も酒は御法度でしたね。
しかし、タバコには何のお咎めもなし。
アメリカに悪名高き禁酒法があったけど、禁煙法はなかった。
そう考えると、タバコ飲みは未だ恵まれているほうかな。
コメント