☆ 韓国歌曲『つつじの花』 ☆
不思議なこともあるものだ。今でこそ韓流ドラマも普通に観るようになったが、そもそも韓国という国自体が関心の外にあった。九年前に一度だけ訪れる機会があったにも拘わらず、他国なら音樂CD類を必ず買って帰るところ、韓国では一枚も買わなかった。(ハングル文盲のせいもあるが・・・。)
それなのに、3月の震災で散乱した中から、ハングル表記のCDが出てきた。上の動画がそのうちの一曲。もう四半世紀近く前のことなので記憶もおぼろながら、民族音楽コーナーで何かのついでに買ったものらしい。購入直後に一度は聴いたはずだが、期待外れだったのかずっと埋もれたままだった。
しかし、改めて聴き直してみると好いですねえ。フルオーケストラをバックに朗々と歌い上げる。それに、間奏部クラリネットの寂寥感が堪らない。こんな佳曲をどうして食わず嫌い(?)していたのだろう。
今回YouTubeへのアップでは、いろいろ勉強になりました。つまり、何事も“関心(興味)”を持つことから始まるということ。好きな曲だけに、演奏者は?、作詞・作曲は?、歌詞の意味は?、と次々に知りたくなるんですね。ネットで調べたり、辞書を引いたり・・・。
おかげでこの曲が、金素月の詩集『つつじの花』(大正14年)に依拠することが判ったし、核施設で有名な北朝鮮寧辺(ニョンビョン)も、もともとはツツジの名所だとか。なお歌詞訳は、日←韓機械翻訳がハングル文盲の私奴を助けてくれました。チンプンカンプンの韓国語も、韓流ドラマで鍛えた(?)せいか、挨拶や常用慣用句ぐらいは解るようになりました。
まことにありがたいことであります。
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