今日午後1時頃、昼餉摂取のため、自家用車(脚動式二輪車)を飛ばして新宿西口地下街へ出かけたのですが、その帰りに異様な光景を目にしました。
地上へ出ようとしたとき、騒々しい音曲が聞こえてきたので、「また街宣右翼か」と思いきやさにあらず、”法輪功(FaLunGong)”のデモ行進でした。500人くらいの集団だったでしょうかね、お揃いの”赤シャツ”ならぬ黄シャツを着込んで、本格的な楽隊を先頭にシュプレヒコールを叫んでましたが、何を目的とした”デモ”なのか判然としませんでした。子供連れも多かったですよ。某放送局のそれと違って、メーデーを連想させるお祭り的な明るい雰囲気でした。
法輪功といえば、中共当局が”宗教は阿片なり”とばかりに弾圧を繰り返しているところでしょう? ”気功”の修行が果たして”宗教”なのか甚だ疑問ではありますが。
で、もらったパンフレットのQ&Aに、なるほどと思う記述を見つけましたので、転載しておきます。
Q.なぜ中国で迫害を受けているのですか?
A.中国当局による迫害の理由付けは様々ですが、主に3つの理由によります。
1つ目は、法輪功の人気と、その修煉(原文のまま)者の数が激増している事を、当局のトップが恐れ、嫉妬したことです。
2つ目は、道徳や伝統文化を破壊してきた共産党は、『真・善・忍』を信じる人たちを認めなかったことです。
3つ目に、中国共産党が政権維持をしていくためには、定期的に特定グループを「階級の敵」と決め付け、「闘争」を続けなければならず、法輪功グループがそのターゲットにされたことです。
どれも当たっているように思うのですが、如何でしょう。まあ、1つ目は”嫉妬”というより、独裁者(「一党独裁」という意味で)にありがちな、”自分たちに取って代わる勢力”への恐怖心があるからこそ、弾圧に走らせているのでしょう。取るに足りない存在なら気にすることもないのですから。それに「中共=道徳・伝統文化の破壊者」とは、マトの真ん中に弓矢がブッスリ突き刺さっているではありませんか。
この法輪功、日本でも全国各地に信者(?)組織があるんですね。知りませんでした。気功そのものには興味を抱いても、こうした組織だった活動がわかると、逆に警戒してしまいます。
なお、正式には”法輪大法精神(真・善・忍)を信奉するグループ”なんだそうです。「真・善」は何となくわかりますが、「忍」とは何から来ているんでしょうね。
どうでもいいけど、この「組織」のホームページは、簡体・繁体中文以外に、世界44カ国語で閲覧できるようになっているんですね。日本語はもちろん、タイ語もありました。
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