みなさま、こんばんは。
人間の記憶というのは、大してアテにならないものですね。ネット検索して確かめてみたら、つじつまが合わなくなってしまいました。
当該番組は昭和33年2月~昭和34年7月の放映で、JOGF-TV(OBS)のTV放送開始が昭和34年10月とのこと。つまり、OBSで視たのではなかった、という驚くべき事実が判明したのです。
考えてみれば、このあとの番組『豹(ジャガー)の眼』は、自宅で視た憶えがかなりの程度残っているのに、『月光仮面』の記憶はおぼろです。それもそのはず、自宅TVアンテナは4素子近距離用に対し、友達宅のそれは10本以上素子がある中・遠距離用の立派なアンテナでした。おそらく福岡のTV局電波が受信できていたのでしょう。
それはともかく、主題歌・挿入歌にこの番組の性格が要約されているように思いますので、まずはこれから。
☆ 月光仮面は誰でしょう ☆
1 どこの誰かは 知らないけれど
誰もがみんな 知っている
月光仮面の おじさんは
正義の味方よ 善い人よ
疾風のように 現われて
疾風のように 去って行く
月光仮面は 誰でしょう
月光仮面は 誰でしょう
2 どこかで不幸に 泣く人あれば
かならずともに やって来て
真心こもる 愛の歌
しっかりしろよと なぐさめる
誰でも好きに なれる人
夢を抱いた 月の人
月光仮面は 誰でしょう
月光仮面は 誰でしょう
3 どこで生れて 育ってきたか
誰もが知らない なぞの人
電光石火の 早業で
今日も走らす オートバイ
この世の悪に かんぜんと
戦い挑んで 去って行く
月光仮面は 誰でしょう
月光仮面は 誰でしょう
~ 詩;川内康範 曲;小川寛興 歌;近藤よし子・キング子鳩会 ~
☆ 月光仮面の歌 ☆
1 月の光を 背にうけて
仮面にかくした この心
風が吹くなら 吹くがよい
雨が降るなら 降るがよい
愛と正義の 為ならば
何で惜しかろ この命
我が名は月光 月光仮面
2 辛いだろうが 今しばし
待てば幸福 やってくる
まずしい人よ 呼ぶがよい
悲しい人も 呼ぶがよい
心正しき ものの為
月よりの使者 ここにあり
我が名は月光 月光仮面
~ 詩;川内康範 曲;小川寛興 歌;三船浩 ~
最も信頼していた小四時担任は、子供心をよく御存知でした。当番組開始前のこと、悪事を働いたり臆病風に吹かれたりすると、いつも『赤胴鈴之助』が引き合いに出されました。これを『月光仮面』と置き換えれば、そのまま意味が通じます。
『月光仮面』が弱い者をいじめるか ?
『月光仮面』は誰の味方だ。正しい人の味方だろうが。
『月光仮面』が辛い苦しいと言ってすぐに泣くか ?
『月光仮面』は物を欲しがる人の為に来てくれるか ?
『月光仮面』が困っている人を見て助けようとしないか ?
子供の当時も、今と変わらぬ理不尽な大人社会の現実を見つめていました。だからこそ、これらの「物語」をとおした理想社会の建設と、そのために将来役立つ己の姿を思い描いていたに違いありません。
ありがとうございました。
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント