ここで、少しデータを示しておきます。
第一部「どくろ仮面(原題;月光仮面現わるの巻)」(全71話)
第二部「バラダイ王国の秘宝」(全21話)
第三部「マンモス・コング」(全11話)
第四部「幽霊党の逆襲」(全13話)
第五部「その復讐に手を出すな」(全14話)
~ 第一部のみ一話10分 他はすべて30分番組 ~
☆ 放映時期・時間帯
第一部・・・昭和33年2月24日~5月17日(毎週月~土18時より)
第二部・・・昭和33年5月25日~10月12日(毎週日曜18時より)
第三部・・・昭和33年10月19日~11月30日(同上)
昭和33年12月7日~12月28日(毎週日曜19時より)
第四部・・・昭和34年1月4日~3月29日(同上)
第五部・・・昭和34年4月5日~7月5日(同上)
いきなり余事ながら、あまり評判のよくないウィキペディアによると、子供が月光仮面を真似て高所から飛び降り、怪我をしたり甚だしきは落命する事故が多発して、今で言う教育ママ的団体の圧力に屈し、つひには放送中止のやむなきに至ったという。
それに、「物騒で情けない世の中になったものだ。」という今の世と変わらぬ憂国(?)の台詞が度々出てきます。何だか同じことを繰り返しているような気がしないでもありませんね。
ところで、まだ第四部の途中を視聴中でして、全てを見終わったわけではありませんが、第一部・第二部と第三部以降では、コンセプトそのものがまったく別物のように感じます。同じスタッフで制作されているはずなのに、この違いはどうしたことでしょうか。
あくまで自分勝手な想像の域を出ないものの、第二部までは、制作陣の思うがままの才気に任せて作られたのではないか、と思います。技術的には三流であっても、訴えるもの(明確な主張)を感じます。ところが、人気が集まるにつれて視聴者の要望意見等も無視できなくなり、あれもやろうこれもやろうになってしまった。
悪を挫き正義を愛する冒険活劇としての正道路線が、いつの間にか特撮劇や推理劇化し、空想科学的なテクニックに溺れてしまった感を否めません。つまり、アクションシーンだとか特撮シーンなどが駆使されていて、それなりに見所は多いはずなのに、ちっとも感動しないのです。
子供の時は、月光仮面が悪漢をやっつけてくれさえすれば、それで痛快愉快だったわけですが、還暦も過ぎれば見方も変わってくるということでしょうか。
主題歌・挿入歌等の関連動画がありましたので、貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=OoiwHGL-akQ
http://www.youtube.com/watch?v=hr_8yVLVLoE
http://www.youtube.com/watch?v=gJp6QTTs81Q
でも、こんな映像をアップしていいんですかね。
因みに、自分は繁少年(日吉としやす)と同世代です。わたくしにだって、こんな邪気のない子供時代があったのですよ。
ありがとうございました。
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