第一學年用第一〇課「牛若丸」
一、京(きやう)の五條(ごでう)の橋(はし)の上(うへ)、
大(だい)のをとこの辨慶(べんけい)は
長(なが)い長刀(なぎなた)ふりあげて、
牛若(うしわか)めがけて切(き)りかかる。
二、牛若丸(うしわかまる)は飛(と)び退(の)いて、
持(も)つた扇(あふぎ)を投(な)げつけて、
來(こ)い來(こ)い來(こ)いと欄干(らんかん)の
上(うへ)へあがつて手(て)を叩(たた)く。
三、前(まへ)やうしろや右左(みぎひだり)、
ここと思(おも)へば又(また)あちら、
燕(つばめ)のやうな早業(はやわざ)に、
鬼(おに)の辨慶(べんけい)あやまつた。
これも知っています。でも、学校では習っていないと思います。きっとラヂオかなんかで聴いて覚えたのでしょうね。
「辨慶」なんて、大人になった今でも書けそうにない漢字が小一で出てくるのですからね。これを見て、日教組の先生方はどのような感想をお持ちになるのか、ぜひお訊きしたい気がします。
変な話ですが、この唱歌と嵐寛寿郎「鞍馬天狗」が結びついて記憶されています。京都が舞台だからでしょうか。不思議です。
ありがとうございました。
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