第三學年に入る前に、まずこの唱歌から。
次の唱歌は、新訂になって削除されたものですが、棄て難い曲なので「付録」としてご紹介させて戴きます。
第三學年用「おもひやり」(昭和六年まで記載)
一、よその悲(かな)しみ苦(くる)しみを
わが身(み)の上(うへ)にひき較(くら)べ
あはれと思(おも)ふ心(こころ)こそ、
人(ひと)の尊(たふと)き故(ゆゑ)と知(し)れ。
二、わが身(み)ばかりを思(おも)はずに、
人(ひと)の身(み)の上(うへ)思(おも)ひやれ。
氣儘(きまゝ)にひとり振舞(ふるま)はば、
情(なさけ)知(し)らずと謗(そし)られん。
こんな素晴らしい曲が、なぜ消えたのかわかりません。
現代社会に蔓延る「勝手気まま」の人たちからは、目の敵にされる唱歌かもしれませんね。
ありがとうございました。
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