先ほど、夕食を摂取しようと城壁内(旧市街)に入ったところ、一帯が「ホコ天」になっていて、芋を洗うような人出でした。露店あり、子供民族楽隊あり、ギター片手の若者あり、仏教のお布施募金あり、何でもありの状態です。そこへ、突然、スピーカから「タイ国歌」が流れ始め、それぞれの人々はすべての動きを止め、全員がその場で固まってしまいました。
朝8時と夕方6時に全国一斉(TV・ラジオも)に「国歌」が奏されることは知っていましたが、現場に居合わせたのははじめてです。私も、見よう見まねでスピーカに向かい、直立不動の姿勢をとって事なきを得ましたが、もし事情を知らなかったら、チェンマイ警察公安部のご厄介になっていたかもしれません。タイ国民にすれば日常的なことで、生活に根付いているのでしょう。
それに、仏閣の前を通るときは、みんな軽く両手を合わせていましたよ。「日の丸」「君が代」に反対する反日教師を野放しにしている日本教育界が、急に腹立たしくなってきました。
明後日(5日)は国王誕生日。日本流に言えばタイ国の天長節です。タイ国旗であふれることでしょう。それでなくとも日常的に目に付きます。
ところで、夕食は和食大衆食堂(タイ人経営)でてんぷら定食(ご飯おかわり自由、デザート付)と冷奴で95バーツ(≒¥300-)でした。日本人客は私だけ。タイ人の若者で賑わっていました。和食は、タイ人に大変な人気のようです。暑い国なのに、なぜか「おでん」が爆発的なブームになっています。
2006年12月3日(日)の記事
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