戦後生まれであっても、生命そのものは祖先から受け継いだもので、日本人としてのDNAは、決して消し去ることができない。まして、伝統的道徳としての『教育勅語』が、内心に宿る問題である以上、たとえ現物を抹殺しようと、いまは奥深く潜んでいるに過ぎず、揺り起こせばすぐに目覚めるはずだ。歴史は連続している。それを戦前と戦後で無理に区別し、まるで別世界が出現したかのような催眠術に騙されるから、真実が見えなくなってしまうのだ。
「家庭崩壊」「学校崩壊」「青少年のモラル低下」・・・・。みんなウソだ。それを裏付けるための数字やつまみ食い資料しか示されないから、みんな錯覚に陥っているだけだ。『心眼』を開けば、見破れる。
人並みに会社勤めをしている頃は、日常の些事に目を奪われて、これに気づかなかった。見たくない、知りたくない、関わりたくない情報を無理やり押し付けられ、『心眼』が曇ってしまっていたからだ。フリーな環境に恵まれ、見たいものを見、知りたいことを知り、関わりたい問題だけに関わっていると、はじめて世の中の動きが『心眼』をとおして見れるようになった。
一般庶民は、たとえ教わらなくとも、間違いなく『教育勅語』の精神を受け継いでいる。『教育勅語』が必要なのは、むしろ、これに反対する一握りの眠ったままの人たちだけだ。
老若男女を問わず、日本人はみんな親切で、よい人たちばかりである。
2006年6月17日(土)の記事
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