早くも傲慢さ炸裂!習国家主席、異例の3期目で本性あらわ
日中首脳会談 カナダ首相には国際的な場で〝説教〟
岸田首相の警告も「成果ゼロ」宮崎氏
11/18(金) 17:00配信/夕刊フジ電子版
岸田文雄首相は17日、タイの首都バンコクで、中国の習近平国家主席と首脳会談を行った。沖縄県・尖閣諸島周辺で、武装した中国海警局船が領海侵入を繰り返すなど、中国の対日暴挙は加速している。台湾や人権問題も含めてクギを刺せるかが焦点だったが、「異例の3期目」に突入した習氏は強硬姿勢が目立った。岸田首相の「深刻な懸念」は伝わったのか。
「いかなる者のいかなる口実による中国内政への干渉も受け入れない」
習氏は、台湾や人権の問題を念頭にこう語った。「取り付く島もない」対応といえる。
約3年ぶりに対面で行われた日中首脳会談は、岸田首相が習氏の待つホテルを訪ねて開かれた。習氏は満面の笑みで岸田首相を迎えて握手を交わして始まった。
だが、日中関係は融和とはほど遠い。
中国は、日本固有の領土である尖閣諸島周辺に常態的に船舶を侵入させているうえ、台湾を威迫する軍事演習に乗じて日本のEEZ(排他的経済水域)に弾道ミサイル5発を撃ち込んできた。ウクライナに侵攻したロシア、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮との連携も見逃せない。
会談で、岸田首相は「日中は地域と国際社会の平和と安定に重要な責任を有する大国だ。協力の可能性とともに、多くの課題、懸案にも直面している」といい、覇権主義的行動をいさめた。
ところが、習氏は尖閣諸島を念頭に、「海洋と領土の争いの問題では、食い違いを適切にコントロールしなければならない」と語り、日本の「(尖閣では)領有権の問題は存在しない」という主張を覆そうとした。
岸田首相は13日の東アジアサミットでも「東シナ海では中国による日本の主権を侵害する活動が継続、強化されている」と名指しで批判した。
これに対し、中国は翌14日、無人機など3機を沖縄本島を囲むように旋回させた。
日中首脳会談とは別だが、習氏の傲慢さを印象付ける一幕もあった。
インドネシアで開催されたG20(20カ国・地域)首脳会議で、習氏はカナダのジャスティン・トルドー首相を呼び止め、通訳を介して「すべて新聞にリークされた。適切ではない」と〝説教〟し、その場面がテレビで流れた。前日の非公式会談の内容が報じられたことに不満だったようだが、公の場で他国首脳を批判するのは異例だ。
中国情勢に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「強硬姿勢に加え、高飛車な態度が目立った。自身の続投と、党要職を側近で固めた人事に自信を深めたのだろう。日中首脳会談は45分で、通訳の時間を差し引けば『成果ゼロ』だったと見る。トルドー氏への態度も傲慢さが突き出ていた」と語った。
コメント総数;156件
一、成果零。何を言っても暖簾に腕押し。中国の繁栄は西側諸国の科学技術を言わば只取りしてのもの。今後、中国市場は魅力的だと言って中国を結果として援護するのではなく、経済的に中国から撤退し、中国なしで廻る経済メカニズムを構築していかねばならぬ。
中国経済は、米国の競争宣告・米国を始め西側諸国からの先端技術漏洩防止・人口減少・貧富の差の拡大による不満の鬱積・統制経済化などにより更に成長は失速し内政的に混乱が生じよう。
今後、中国経済の失速と相まって傲慢さもなくなる時が来よう。
日本は狡猾的に対応し、国力を向上させ、中国離れを期さねばならぬ時が来ているのではないか。
「会うことに意義がある」などと言って外交遊びをしている時ではない。
内政に干渉すべきでないと宣告され、尖閣は増々厳しくなるかもしれぬ。言う限りは実力を整えて言わねば藪蛇なろう。
しっかりして貰いたい。
二、岸田総理であろうと別の総理であろうと今の習近平は聞く耳を持って
いない、と考える。無論カナダもオーストラリアだろうと。
唯一アメリカ大統領との会談は違うだろうけど。
今の岸田政権に出来ることは、アメリカを中心にオーストラリア、
インド、ベトナム等のアジア諸国と台湾有事を含めていざという時に
軍事的、政治的、経済的な連携を取れるように具体的な話をしておく
ことではないだろうか。半導体の国内生産の第一歩がスタートした
ことは喜ばしい具体的な進展だと思う。トヨタなどいまだ中国で
生産をしている企業も徐々に国内生産もしくは中国以外のアジアで
の生産に切り替えていって欲しい。
三、連日重武装の海警船をわが国領海に侵入させて漁船を追い回し、ロシアと共にわが国を軍艦に周回させ、わが国公民をスパイと称して収監する、そんな国とどうして「安定した協力関係」が結べるというのか。中共は、机上で握手しつつ机下で相手の足を蹴る、あるいは「上兵は謀を伐つ、次に交を伐つ」すなわち敵の策謀を破り、同盟に楔を打つことを上策とする、孫子の兵法を地でいく相手だということを忘れたか。日本の政財界もマスコミも、常に「経済の陰りを背景に、日本との関係を改善したい」などといった、短視眼的かつ日和見的な思考でしか中国を観ようとしないが、それは大きな間違いだ。彼らは中長期の戦略は一切変えることなく、(会談における笑みも含め)短期的な戦術を状況において硬軟取り混ぜ繰り出しているに過ぎない。政府には、そんな老獪な連中を相手にしていることをくれぐれも忘れず、一喜一憂することなく慎重で強かな対応を求めたい。
******************************
前稿で岸田総理の人品骨柄について書いた。本稿では習近平中国国家主席(元首)をヤリ玉に挙げる。夕刊フジは右派系紙とあって、ケチョンケチョンに貶している。評論家石平氏に言わせると、「ヤクザの組長」そのものだとか、言い得て妙である。著名な米国の政治学者サミュエル・ハンチントン(1927-2008年)は、『文明の衝突』(1993年刊)のなかで、西洋文明とイスラム・儒教文明が国家間対立を惹起して対立が深まる、という趣旨のことを発表して未来予測した。それが9.11同時多発テロ事件(2001年)や今日の米中対立を言い当てたとされている、同署は我が日本を、西洋・イスラム・儒教文明の何れにも属さない独自文明として八大文明の一つに加えている。
ハンチントンは著署名を『文明の衝突』としたが、これを捩って台湾独立派の林建良氏は、ネット番組で〝文明(欧米・日台など)に対する野蛮(中国)″などと揶揄している。
【文明】
人知が進んで世の中が開け、精神的、物質的に生活が豊かになった状態。
特に、宗教・道徳・学問・芸術などの精神的な文化に対して、技術・機械の発達や社会制度の整備などによる経済的・物質的文化をさす。
【文化】
① 人間の生活様式の全体。
人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。
それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習される。
② ①のうち、特に、哲学・芸術・科学・宗教などの精神的活動、およびその所産。
物質的所産は文明とよび、文化と区別される。
③ 世の中が開けて生活内容が高まること。文明開化。
多く他の語の上に付いて、便利・モダン・新式などの意を表す。
【野蛮】
① 文化が開けていないこと。未開なさま。また、その国やその人民。
② 無教養・無作法で荒っぽいこと。粗暴なこと。また、その人やそのさま。粗野。
なるほど林建良氏が仰る通り、習近平とその茶坊主どもの言動は、野卑で品性下劣極まりない。石平氏曰くの「ヤクザの組長」に納得がゆく。在日台湾人である文筆家黄文雄氏に依れば、漢字一文字で日本を『誠』とすれば、中国は『詐』なのだとか。因みに母国台湾のそれには言及していない。
【誠】-セイ(音)まこと(訓)-
うそ偽りのない心。まごころ。まこと。
【詐】-サ(音)いつわる(訓)-
いつわる。あざむく。だます。
漢字宗主国が『詐』とはねえ。漢字を考案した漢人の御先祖様が泣いていよう。
コメント