全く知らなかったが、YouTubeの石平チャンネルを視ていたら「圏子(ちぇんつ)」とかいう語が出て来た。自動翻訳すると「サークル」となる。シナ特有の文化の一つらしいが、石平氏に依ると、必ずしも誇れたものではなさそうだ。つまり、或る地域に、縦割り組織(官公庁・企業など)とは別に、横割りの利益集団(=圏子)が存在する。圏子は縦割り組織や黒(へい;ヤクザ)社会に潜り込んで、おのれの属する圏子以外を虐めたり除け者にしたり悪さをするのだとか。甚だしきは圏子ぐるみで偽札造りに専念したり、略奪強盗の乱暴狼藉(はっきり言って何れも犯罪である)を働くらしい、とんでもないサークル(?)があったものだが、如何にも利害で結びついた趙利益社会(ゲゼルシャフト)的な中国らしい。
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中国人社会に存在する「圏子」とは?
~メンバーの利益が最優先。中国でクチコミが共有される社会的背景~
2017.05.12配信/中国トレンドExpress編集部
■「圏子」の成り立ち
「圏子」は同じ所属先、地域の人間が仲間となり団結し助け合い、その集団を利する行動を良しとする構成員で構成されてきました。中国ではこの「圏子」が歴史上、特に貧困の時代には相互補助のための役割を果たしてきたといいます。
一方で、この「圏子」文化では、自分の所属する「圏子」の利益のみを考え行動し、他者の属する「圏子」の不利益は考えません。異なる「圏子」の間では利益が相反し争いがおこるという側面もあります。
■インターネットと消費の結びついた時代に存在感を増す「圏子」
かつては農村で「圏子」の社会単位を重視して生きてきた中国人ですが、近代化に伴い進学や就職で農村、親族、家庭を離れることが一般的となり、そうして離脱した「圏子」の代わりとして、心のよりどころを求めるように、インターネットの中で新たに「圏子」を形成していると言われています。現代の「圏子」がインターネット普及以前と違う点は、ネットの上では所属先や年齢が関係なく、趣味や志向を紐帯として「圏子」を形成しているという点でしょう。
インターネット全盛時代、この「圏子」という概念はかつてないほどその存在感を増しています。「圏子」は現代において中国の文化的トレンド、消費トレンドを形成する要素となっているからです。信頼できる人間からのクチコミを大切にする中国では、「圏子」の構成員は、他のメンバーに利益となるよう自分が得た「良い」情報、体験をシェアし、メンバーはそれを参考にします。
情報提供を行う動機は、自分の所属する「圏子」のメンバーから除外されないため、というある種ネガティブなものでもありますが、マーケティングの観点から言えば認知拡大やブランディングに寄与してくれる存在であることは間違いないでしょう。
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■圈子文化
圈子文化是文化概念。在中国,现今流行圈子文化。同学讲同学圈子,朋友讲朋友圈子,战友讲战友圈子,官场讲官场圈子。其一个个独特的“圈子”,所形成的“生态”环境,让人仿佛看到一个个纵横交错、五颜六色的或圆或扁或方或说不上形状的“怪胎文化”在恣意地舞动,如风似雨俨雾,看不透,弄不明。
■简介
圈子,顾名思义就是圆,就是以一点作圆心,以一定长度作半径作的那么一个封闭的曲线。此本数学上的一个难解符号,看似简单,其实千变万化,非三言两语所能言尽。如今各种各样的圈子在生活中如影随形,且一天比一天复杂难以寻求到正解了。“圈子们”到底深藏了多深的“水”,人们找不到现成权威答案,只能片面地把它们理解为是“划地为牢”的一种利益寄居关系。你的、我的、他的,每一个人都以圆心作了很多圈子,小圈子,大圈子,圈圈相套,形成了一种独特的中国文化现象。
圈子“五花八门”,但圈有“圈规”的,就如一粒石子投入水中所激起的涟漪一样,常常引起的多米诺骨牌效应,是一拨拨地向外延伸的。有的圈子,你拉我,我拉你,“抱抱团”似的互为一体,水泼不进,针插不入;有的圈子,你为我效犬马之劳,我为你两肋插刀,不管公家的还是私人的,都化为江湖义气,哥们义气;有的圈子,一损俱损,一荣俱荣,树倒猢狲散,墙倒众人推;还有的圈子,大块吃肉,大碗喝酒,大声骂娘。但圈内人绝对彼此心照不宣,就如同我们经常所说的“潜规则”。谁是老大?谁是马仔?不容你破坏了这个规则游戏。譬如多年前的李昌平给总理上书,就破坏了官场的“潜规则”,任你如何得得民心,雄才大略,也得乖乖地走人。
圈子讲究一个泥巴三个帮。裹挟进圈子的人,称兄道弟,互相吹捧,出了问题,百般包庇;对与圈子外的人则多方刁难,排斥打击,落井下石。如常常批判某个“圈子”变成了“某某团伙”就是一例;再譬如,如果圈中某人若是混出了一些名堂,那么他原来的圈子中的人也会在有形无形之中受益。结“圈”之人心态各异,但目的明确,无非是为了从“圈里”获得好处,有的是友谊,但更多的是为了“利益共享”。
圈子是有背景的。大多数圈子背靠的是权力这把魔剑,但凡周围用的着的人,不论是鱼还是虾,皆积极营造,最终构成一个彼此看似简单,其实又深不可测的幕后交易“黑手”,一旦犯事,整个圈子鱼死网破,一网打尽。圈子中的人,往往用“你是我这条线”来划分、界定,如果你的行为不顾圈子的利益,就会被认为是背叛和忘恩负义。官场仕途有站错队一说,其实就是以圈子来界定某某是自己的人,某某是不是自己的人来“确定阵线”。当前社会,广泛存在大官傍大款或大款傍大官的现象,就是一种畸形的怪圈子,昔日一个叫周雪华的款爷,进了胡长清长官的圈子;另一个叫周坤的金融老总,进了成克杰首长的圈子等等,就是现实最有说服力的实证。这些玩“圈子”游戏的贪官和罪犯们,一个用权力为他们的生意铺路搭桥,另一个拉大旗做虎皮谋取不正当的利益,狼狈为奸,彼此发财,弄个钵满库盈,而受损害的却是国家、百姓。
还有的人,以“圈”结网。此圈子“网”,常常是单指某些单位、某些机关、某些领导班子里,因争权夺势,争名夺利所形成的派别、“山头”或叫做“小团伙”、“小集团”。一个地方、一个单位、一个班子里,如果人为地划几个“圈子”,树起几个“山头”,那么这个单位必然要内耗,必然四分五裂,矛盾重重。一事当前,有干的,有看的,有说风凉话的,有脚下使绊的。明争暗斗,人人自卫,哪里还能心情舒畅地工作。对这种现象,我们称之为中国人特有的“内耗”或叫“窝里斗”。由圈子而造成的内耗,已成为一种社会病、机关病、班子病、人群综合症。此类圈子,不讲道德,不讲原则,一切以一个“利”字为“圈德”。
在贫寒的时代,在险恶的环境下,圈子使人平添不少温暖。他让人感动,让人增添力量。然而,如果圈子融入太多的人情与意气,许多恶习就应运而生。拉关系、组山头、裙带风、不重才能而重亲谊故乡、走后门、不讲道德、枉法舞弊、隐瞒亲友的过失。结果是一团乌烟瘴气。
当今社会圈子文化,有时太大也太杂,可谓是“茫茫圈海无处寻”。让人看似有个边边,其实摸不着尽头。圈子有时就是圈套的另外一种称谓。擅玩此道者,喜爱搞磨擦,习惯于树对立面,他们的人生座右铭是:“与人斗其乐无穷”。这类人的特点是:心地狭窄,嫉贤妒能;阳奉阴违,口是心非;心术不正,拉拉扯扯;嘀嘀咕咕,吹吹拍拍。明争暗斗,人人自卫,哪里还能心情舒畅地工作。
在这个利益争夺的时代,圈子在发酵膨胀,人们开始了各种“钻圈运动”。每一个人都为园心作了很多圈子,每个人都在圈中,寻找属于自己的答案。“钻”多了、累了,可圈子终究没有可能涵盖所有的需求,但是人们还是在继续的钻着。自己的圈子、别人的圈子。正是这些人组成的圈子,阻碍了这个社会的进步与发展。
~「百度百科』-中文-より~
我国にも実態として、古くから村落毎に閉鎖的な「掟」が存在した。しかし、相互扶助を旨とする村落共同体(ゲマインシャフト)の護持が目的であり、「圏子」のような排他的利益集団とはまるで異なる。今は放送自粛用語である「村八分」の語源は、10の相互扶助項目中、「消火」と「葬儀」を除く他8項目について協力助勢しない、という意味なのだとか。「消火」は延焼防止のため協力せざるを得ず、「葬儀」は仏様(死人)になれば生前の罪は消滅するという仏教由来らしい。
まあ、中国自体が、ヤクザ(中国共産党)に国家ごと乗っ取られている状態だから、本来はウラ社会であるはずの極悪非道社会が、オモテ社会を形成している、と見えなくもない。朝鮮半島には、李宇衍教授らの造語「反日種族主義」というのがある。「圏子」の半島版とも言うべき完全な利益集団(ゲゼルシャフト)だが、「反日」に特化しているところが面白い。
基本的に特亜三国(中国・韓国・北朝鮮)は、虚偽・欺瞞・詐術が横行する恐怖政治が特徴である。要するに、国際社会の互助互恵型協調路線とは裏腹に、特亜三国は歴史的に排外・排他型社会である。どちらが好ましいかは、明明白白である。
《ご参考》
石平の中国週間ニュース解説・5月7日号
警察が黒社会の「保護傘」に、中国の「圏子文化」(14分35秒以降)
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