韓流時代劇は物語も演技もパターン化(類似化)しているうえ、唯一の愉しみである半島名物”火病(화병;ファピョン)”も近年は殆ど出て来ない。面白くも何ともないゆゑ、コミカルかつSF紛いの超現実的華流時代劇へと興味が移りつつある。そんななか、意外な側面を知るYouTube動画を発見!
朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏第1回
特別番組「ドラマと政治情勢」
宮脇淳子 内藤陽介【チャンネルくらら】
-2020年4月26日配信-
朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏第2回
日本と違う「恨」と「理」
宮脇淳子 内藤陽介【チャンネルくらら】
-2020年5月4日配信-
朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏第3回
韓流時代劇と朝鮮史の真実
宮脇淳子+内藤陽介【チャンネルくらら】
-2020年5月15日配信-
宮脇淳子教授はモンゴル史研究の第一人者。その昔、チャンネル桜にも度々出演していたが、最近はYouTube(チャンネルくらら、CGSチャンネルなど)に軸足を移したようだ。かなりズケズケ物言うタイプで、痛快な口調と「支那=中国」の裏側(つまり、日本とは地理的な対称位置=満洲・蒙古・ウイグル・チベットなど)からの歴史観が新鮮で、好ましい学者の一人である。
当動画も、韓国・朝鮮人気質(というより支配階級の論理)がよく解る。尤も、言われるまでもなく、韓流時代劇を「史実」として視たことは一度もない。むしろ、我田引水、牽強付会の酷さは承知の上だ。しかし、現代における韓国の「歴史歪曲(捏造)」とも繋がっているとは知らなかった。
対談で出て来る『朱蒙』『善徳女王』『イ・サン』などは、全て視ている。しかし、批判の内容とは別に、朱蒙も善徳女王もイ・サンも、現代韓国・朝鮮人とは出自=種族(民族)が異なる。つまり、血統的には繋がりのない異民族支配下にあったということ。したがって、彼らを民族的英雄視することは、戦後日本人が嘗ての敵国である米国人ダグラス・マッカーサーを崇めるのと同じくらい倒錯した異常精神と言わねばならない。
面白かったのは内藤氏による「恨(한;ハン)」の解説。氏の専門は「郵便・切手」。朝鮮・韓国文化とは接点がないにも拘わらず、分かり易くて納得もいく。
「恨」=実現不可能な物事への執着
なるほどねぇ。
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