前稿で風邪薬のCMソングに触れたが、昔はラヂオの時代であった。映像のない音が頼りのメディアだけに、映画・テレビ以上に音楽がモノを言う。したがって、ラジオ時代のCMソングは、子供でも歌える簡単明瞭な童謡調が多かった。
例えば「家電メーカーのCMソング」
☆ 松下電器(ブランド名;ナショナル)
♪~明るいナショナル、明るいナショナル、
ラヂオ テレビ 家中ナショナル~♪
☆ 東芝(ブランド名;マツダランプ-白熱電球-)
♪~町のランプがお花になった
マツダランプが 明るく咲いた~♪
小学校低学年時分(~昭和31年)、耳にタコが出来るほど聞かされてきた。しかし、忘れられないCMソングが二つある。
ウチはライオン歯磨だったが、サンスター歯磨(塩野義製薬)だかのペンギンマークに由来する『ペンギンさん』とお馴染み森永製菓の『エンゼルはいつでも』がそれである。
ペンギンさん
歌;星野広子-ビクター盤
重園よし雄作詞/平岡照章作曲
氷のお山で すまし顔
いつも気取って 燕尾服
もしもステッキ 買い込んで
黒いかばんを 持ったなら
とても立派なお医者さん
ペンギン ペンギン かわいいな
オーロラ輝く そのなかで
なんとおしゃれな 燕尾服
もしもタクトを 振りながら
晴れの舞台に 立ったなら
とても立派な 楽長さん
ペンギン ペンギン たのしいな
つららのお花の 咲くかげで
ちょいとおどけて 燕尾服
もしもサーカス にぎやかに
手品使いを させたなら
とても立派な 紳士さん
ペンギン ペンギン うれしいな
エンゼルはいつでも
歌;川田孝子-コロムビア盤-
<残念ながらネット上に音源無し>
サトウ・ハチロー作詞/芥川也寸志作曲
だアれもいないと 思っていても
どこかで どこかで エンゼルは
いつでも いつでも ながめてる
ちゃんと ちゃんと ちゃんと ちゃんと
ちゃちゃーんと ながめてる
~以下省略~
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