昨夜帰国しました。と言っても家に辿り着いたときは、既に日付が替わって本日(9日)になってましたけど。
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本当はもっと遅く出てもいいのだが、寝過ごして乗り損ねた前科があるゆゑ、余裕を以て午前9時(8日)ちょうどに逗留先マンションを発った。タクシーで空港へ向かったのだが、来るときは150฿(≒¥500-)だったのに、帰りは200฿(≒¥700-)だって。尤も、マンションまで呼び寄せたから迎車賃込の料金なのだろう。空港まで約4㎞の道程、所要時間は約15分。一度だけ、試しに歩いてみたことがある。その時は、手ブラで小一時間かかった。
入国審査は経由地のスワンナプーム空港(BKK)だが、出国時は出発地のチェンマイ空港(CNX)で行われる。人口数で首都バンコクに次ぐタイ國第2位の都会とは言え、所詮は一地方空港、日本なら福岡空港ぐらいの規模である。よって、スワンナプーム空港みたいに各種手続きで行列になることはない。それでも、北京、上海、成都、広州、武漢、昆明、長沙、南寧、香港、澳門、シンガポール、クアラルンプール、ルアンパバン(ラオス)、ヤンゴン(ミャンマー)、ソウルなどと国際線定期便で結ばれている。今世紀初頭までであれば、成田発の直行便も飛んでいたが、現在は廃止されて日本からの定期便は全てバンコク止まりとなった。
以前なら日本人が国際線の主客といった風情だったけれど、円安のせいか著しく減少している印象。替わって急増したのがチャイナ系人民。騒々しさとマナーの悪さに閉口する。搭乗機10:40発バンコク行TG105便の機材はB77W(機体記号;HS-TKN)、2013年就航の比較的新しい機体である。定刻より15分遅れの10:55に出発。短距離(約一時間)なので試さなかったが、ロイヤルシルク(ビジネス)クラスは座席がフルフラット(ベッド状)になるし、他機種に比べて個室的色彩が強まる。但し、四方を区切られた分、空間が狭苦しく感じられるのも事実。国内線なれど遅い朝食が饗された。きしめんみたいな平たい麺に豚肉団子が入ったタイ風味付けの料理だったが、結構美味しかった(フルーツ入りクリームホイップのデザート付)。
スワンナプーム空港には15分遅れのまま到着、往きの大混雑がウソのように空いており、国内線から国際線へ乗り継ぎの際、保安検査場で並ぶことはなかった。出発まで二時間以上もあったので、国際線出発待合室にある喫煙所(多分8カ所)を隅から隅まで片っ端からハシゴしまくって時間を潰した。かなり広い空港ならではの自己流ヒマのつぶし方である。けれども、相当な距離を歩くことになるからヘトヘトに疲れるのが難点。
14:50発東京羽田空港(HND)行TG660便の機材は往路と同じB744(機体記号;HS-TGB)だった。夕食は、タイ料理・洋食・中華・和食の四択から和食をチョイス。おそらくバンコクで調理されたであろうことから出されるまで多少不安だったが、立派な「日本料理」であった。鶏肉のグリルが主菜で、他は重箱に惣菜が六種ほど+ご飯・味噌汁・香の物という布陣。ちょっとした料亭で食べるような感じで大満足。おまけに件のデザートも勧められたがこれはパス。代わりにタイ産コーヒーをブラックで味わった。タイ産コーヒーはやや苦味が強いが、おのれの好みに合致するため、最近ではリムピンスーパーで買ったサイアム(タイ)ブレンドを毎度持ち帰っている。
羽田には定刻22:30に無事到着。入管・税関を経て到着から僅か30分とかからずに自由の身となれた。海外旅行ブームで行列を為した1990年代がウソみたい。
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