おのれのオーディオ趣味なぞ、移ろいやすいものだ。「あ~でもない、こ~でもない」と思案を巡らし、次々と散財した結果、トドの詰まりは元の木阿弥に戻ってしまった。DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)を始め、イヤホン・ヘッドホン&リケーブルやPHPA(ポータブル・ヘッドホン・アンプ)等の遍歴は枚挙に暇がない。ことオーディオに限るなら、【新しい物より評価の定まった古い物】とする自身の判断基準とは真逆の選択と言わざるを得ない。
☆ オーディオ遍歴 ☆
・1960年(昭和35年)頃-中学一年時
ラヂオに繋げて聴く日本コロムビア製レコードプレーヤーを買って貰う。
・1962年(昭和37年)12月-中学三年時
千葉県への転校承諾を取引材料に、日本コロムビア製卓上ステレオを買って貰う。
・1971年(昭和46年)1月-社会人一年時
川越で独り暮らしするに当たり、パイオニア製オーディオコンポを購入。
・1981年(昭和56年)
ソニーWM-F2を購入。後に海外旅行で活用し、外国のFM放送を録りまくった。
ソニーウォークマンは、その後もCD、MD、DATなどへと遍歴を繰り広げた。
・1982年(昭和57年)
自宅(新宿=現在所)購入に際し、オーディオコンポをグレードアップ。
・2001年(平成13年)頃
初のDAP(当時、MP3プレーヤーと呼んでいた)として、
韓国COWON社製iAUDIO(1G)を購入。
・2010年(平成22年)
DAPをiPod touch3(32G)に買い換え。
・2011年(平成23年)
DAPをiPod touch4(64G)にバージョンアップ。
・2013年(平成25年)
DAPをソニーNW-F887(64G)に買い換え。
・2014年(平成26年)
DAPをソニーNW-A16(32G)+マイクロSDXC(64G)に買い換え。
イヤホン・ヘッドホンやPHPAにも凝るようになったのは、ごく最近のことである。ヘッドホンは、長らくオーディオコンポ用にソニーのZシリーズを愛用してきたが、コンポで聴かなくなって久しい。モバイル方面では、DAP付属イヤホンに飽きたらず、オーディオテクニカのカナル型CKS7に始まり、シュアーSE215→ゼンハイザーIE80→シュアーSE535LTD→ウェストンW40へと底なし沼にはまり込んでしまった。リケーブルもSong'sユニバース、ナイト・ストーカー、SUNCABLEエンシェントレガシーなど高級ケーブルを買い漁ったが、付属ケーブルが一番好ましいとの皮肉な結論に達した。PHPAでは、新らしく買ったFOSTEXのHP-V1(真空管)が別格の素晴らしさ。他は音質向上に余り貢献を果たしてない。
何だかんだ言って、結局はアナログ・レコード時代が懐かしいのですよ。そうした雰囲気を彷彿とさせてくれるのが、次の組み合わせ。特に、1950年代のモノラル音源との相性が良いのが嬉しい。
・DAP
ソニー・ウォークマン NW-A16
・DOCKケーブル
Fiio L5
・PHPA
フォステクス HP-V1
・ヘッドホン、イヤホン
ゼンハイザー “モメンタム”(ヘッドホン)
ゼンハイザー IE80(イヤホン)
いずれも製品付属の純正ケーブル
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