スカパー!と契約してちょうど一年が経過した。するとこの機を逸すまいとばかりに、絶妙のタイミングでダイレクトメールも送られてきた。開封してみたところ、【ご加入2年目のお客様に16日間多チャンネルプレゼント】の案内状である。目下、契約しているのはCS292時代劇専門チャンネルのみだが、16日間だけ全スカパー!チャンネルの約6割が無料開放されるらしい。早速申し込んでみた。
いやはや、スカパー!は視聴者心理を見透かしていて、商売が巧いですなぁ。無料開放の大盤振る舞いで視聴者の歓心を誘い、タダで見せる代わりにほかのチャンネルも契約してもらおうとの下心がありあり。視たい番組(特に連続物)をタダだからと言ってうっかり視てしまうと、当然ながら続きが視たくなる。わかっちゃいるけど、つい釣られてしまうんですよね。
自分の場合、昔のテレビドラマや映画(古いほど好い)の録画が趣味。最近の番組に興味はない。ところが困ったことに、無料の地デジやBS放送は今世紀に入ってからの比較的新しいコンテンツが主体で、録画したい番組など殆どない。結局、おのれの好みに合致するのは、有料CS放送でしか視られないというわけ。まぁ、古い物を欲しがるのは、ヒマとカネがたっぷり有り余った我ら老いぼれ連に決まっているから、足元を見られた感がなきにしもあらず。
例えばTBSの『水戸黄門』。無料地上波やBSでは放送してくれないクセして、有料チャンネルTBS1(CS296)ではしっかり再放送している。その点、BSフジは少し良心的。世界一の長寿番組『銭形平次』の再放送が始まった。更に他局(NET、テレビ朝日)制作ながら、昭和期の『鬼平犯科帳』も再放送した実績がある。有料放送の好い点は、番組途中の興醒めなCMがカットされていること。二時間番組(正味約一時間半)でも、一気に視ることが可能。また東映チャンネル(CS218)では、TV局が放送しない古いモノクロ作品-例;『七色仮面』(昭和34年)-なんてのも電波に乗せている。
☆ 『七色仮面』第四部オープニング
『月光仮面』(昭和33年)と同じ川内康範原作で、こちらのほうが後作品になる。本作は全七部作中、波島進主演版の最終作。第五部からは千葉真一主演に変わりタイトルも『新七色仮面』に改められた。我が家に未だテレビがなかったせいで『月光仮面』の記憶は朧だが、これは波島版、千葉版とも自宅で視ていた憶えがある。当時は雨戸を暗幕代わりに閉めて、映画館のように暗くして視ていたのですよ。
せき立てるようなタイトルバックの主題歌が素晴らしい。『月光仮面』と同じキング子鳩会が歌っているが、如何にも子供っぽい『月光仮面』と違って、歌唱そのものが本格的。どちらを採るかと問われれば、断然こちらが好み。それに、もう消されてしまったが、第一部のオープニングYouTube動画はカッコよかったですよ。七色仮面後ろ向きシルエット映像から振り返りざま、二挺拳銃が火をふく。放送日が待ち遠しいなぁ。
コメント