羽田空港で買った免税タバコ(マールボロ¥3,000-)の残量が心細くなったので、今朝ほど最寄りのセブンイレブンに行き、同じマールボロを一カートン買い増してきた。920฿獲られたから、昨年に比べて20฿の値上がりである。それでも920฿を日本円に換算すると、¥2,990-だから日本の空港で買う免税品とほぼ同価になる。
タイの市場価格と日本での免税価格が同価ということは、日本の場合、TPPを喧しく云々する以前に、そもそもの価格設定がいったいどうなっているのだろう。因みに、マールボロは米国産であって、タイでも日本でも輸入タバコに変わりはない。
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では、「タイの音楽メディア評」の第五回目です。
5.MP3 นิธิทัศน์ - เพลงฮิตเมื่อวันวาน 2
ネット検索しても、まったくヒットしない超レアなMP3ディスク。な~んちゃって、見せびらかすようだが、実はこれの第二集に相当する。したがって第一集との間に曲目のダブりはないが、歌手陣は似たような顔ぶればかり。ちょうど初訪泰時(1989年)前後のポップス系楽曲のみが入っており、聴き憶えの有無に拘わらず自分の趣味に合致する。
実際に幾曲か聴いて(視て)みましょう。
5.ฝากรัก(愛の告白) by ดิอินโนเซ้นท์(The Innovation)
“技術革新”のバンド名に反し、曲作りには伝統的な手法が用いられており、聴き憶えない曲にも拘わらず、何時か聴いたような錯覚さえ覚えてしまう不思議な魔力を秘める。タイ1980年代の曲だし曲感もまるで異なるが、若者の健全なる歌という意味で、昭和30年代後半に日本でブームになった青春歌謡と通じるものがある。
13.รอยเท้าบนผืนทราย(砂の中の足跡) by พิงค์แพนเตอร์(Pinkpanther)
ピンクパンサーというバンドは、渥美二郎『夢追い酒』をタイ語カバーするなど、日本で言えばムード歌謡グループといった存在。この曲もどことなく旧き佳き時代の我が国の歌謡曲を想起させてくれる。
23.สาบานรัก(愛の誓い) by 18 กะรัต(18カラット)
聴き憶えがあると思ったら、原曲は『你怎麼說』のようですね。'80年代のタイは、この18カラットのほかโอเวชั่น(Ovation)、RSにもรวมดาว(るあむだう;群星)、นพเก้า(のっぱかう;九つの宝石)、มรดกไทย(もろどくたい;タイ遺産)とかが隆盛を窮めた時代である。つまり、現代に当て嵌めればAKB48みたいなユニット集団ということ。したがって、同じ18カラットのクレジットと言えど、いろんな歌手の組み合わせがあって、一筋縄ではいかない。AKB48のことはよく知らないが、同メンバーだからと言って必ずしも毎ステージ出演するわけではないのでしょ?
*ご参考*
你怎麼說(あなた何てこと言うの) by 鄧麗君(テレサ・テン)
以上、おしまひ。
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