この年4月、中学校へ進学。しかし、日本調歌謡曲よりポップス系楽曲を好む傾向に変化なし。保守的な方向へ傾いたのは現役を退いてからのことで、もともとは進歩的な考え方をしていたのですよ。
☆ 恋の片道切符 by 平尾昌章(昭和35年)
☆ オリジナル盤
Oneway Ticket to the Blues by Neil Sedaka(昭和34年)
所有盤はかまやつヒロシだが、ヒットしたのはこの平尾昌章盤のほう。今聴くと、こんなに大人しい歌い方だったかなぁ、って感じ。
オリジナル盤ニール・セダカは、ポール・アンカと並んで人気絶大であった。ただし、この曲に限ってはアメリカでヒットせず、なぜか日本でのみ爆発的に売れた曲らしい。ウィキペディアによると、シンガーソングライターのくせして、これは自作ではないとのこと。また、オリジナル歌詞には、『バイバイラヴ』『ロンサムタウン』『ハートブレイクホテル』などの当時のヒット曲名が織り込まれているのだそう。
☆ おおキャロル by かまやつヒロシ(昭和35年)
☆ オリジナル盤
Oh!Carol by Neil Sedaka(昭和34年)
『恋の片道切符』の所有盤とは、このYouTube動画のB面に入っているヤツ(ただし、CD復刻盤)。オリジナル盤は、女性シンガーソングライターのキャロル・キング『おおニール』への返歌として作曲されている。
余事ながらこのキャロル・キングという人、歌手としてはあまり馴染みないが、五輪真弓のレコード制作に関わっていたことで有名。また、『ロコモーション』や『ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ』の作者としても知られる。なかんずく後者は、オールディーズのベストワンに推したいほど、個人的な思い入れがある。
* ご参考 *
Will you love me tomorrow by The Shirells(昭和35年)
日本語カバー盤はなかったと思うが、フジテレビ『ザ・ヒットパレード』の番組では、斎藤チヤ子さんが歌ってたような気もする。
☆ 月影のナポリ by 森山加代子(昭和35年)
☆ オリジナル盤
Tintarella di luna by Mina(昭和34年)
森山加代子さんのデビュー曲。オリジナルのミーナはイタリアの歌手。しかし、カンツォーネというより紛れもないロカビリーですね。
☆ ステキなタイミング by 坂本九(昭和35年)
☆ オリジナル盤
A Good Timin' by Jimmy Jones(昭和35年)
カバー盤、オリジナル盤ともにヒットしたと記憶する。『上を向いて歩こう』が世に出る前年のこと。それが『SUKIYAKI』と改題されて全米ヒットチャートのナンバーワンに輝くのは、更に三年後の昭和38年のことである。一敗戦国民として、溜飲が下がる思いであった。
* ご参考 *
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