タイの音楽メディア評第三部VCD篇の続きです。
3.ฝน ธนสุนทร ชุด ฝน คลาสสิคฮิต(VCD2枚組)
Disc : 1
1. Dao pradub jai : ดาวประดับใจ(原曲「昴」)
2. Talord weh lar : ตลอดเวลา
3. Kid tueng : คิดถึง
4. Oiy oiy : โอ๊ย โอ๊ย(1988年)
5. Sai kern pai : สายเกินไป(1986年)
6. Lhuk mai luey : หลักไม้เลื้อย
7. Sar neh har : เสน่หา
8. Ruk mhod jai : รักหมดใจ
9. Nueng mit chid klai : หนึ่งมิตรชิดใกล้
10. Chiang rai rum ruek : เชียงรายรำลึก
11. Roy bupha : ร้อยบุปผา
12. Ruk tee yark luem : รักที่อยากลืม
13. Whane lak jai : แหวนแลกใจ
14. Alai ruk : อาลัยรัก
Disc : 2
1. Aab ruk kao : แอบรักเขา
2. Ruk mai c major : รักในซีเมเจอร์
3. Nam tar fhon : น้ำตาฝน(1989年)
4. Wah weh : ว้าเหว่
5. Hua jai tee tord wang : หัวใจที่ถอดวาง
6. Jong ruk : จงรัก
7. Luem sei terd : ลืมเสียเถิด
8. Ruk tong hamm : รักต้องห้าม
9. Yhard petch : หยาดเพชร
10. Dung nok jeb : ดั่งนกเจ็บ
11. Jai khon ko : ใจคนคอย
12. Sat-tru hua jai : ศัตรูหัวใจ
13. Pis ruk : พิษรัก
14. Ruk tee luek mai dai : รักที่เลือกไม่ได้
第2-10曲ดั่งนกเจ็บ目当てで買ったのだが、耳慣れた曲が多く我ながらよい買い物であった。それもそのはず、タイトルが「フォン・クラシック・ヒット」とあるように、古典的名曲(懐メロ)集になっている。ただ、オリジナル歌手が晩年に再録音した一般的な懐メロ企画と違い、フォンさんはバリバリの現役流行歌手だから、むしろリバイバルヒットを狙ったのではなかろうか。リリースは四年前(2008年)ですけどね。
こうした懐メロ物は歌手より広く知られた曲のほうが“売り”なので、出来栄えが懐古調になりがちなのはやむを得ないし残響過多な録音がそれを助長する。しかし、決して甘美感傷一辺倒に堕すことなく、ライブ公演で新曲を披露するかのようなフォンさんの歌唱法が好ましい。
目的の曲は12月2日付記事で採り上げたので、別の曲を聴きましょう。
2-3.น้ำตาฝน(涙雨;1989年) by ฝน ธนสุนทร(フォン・タナスントン)
またまた余談だが、このアルバムにもある1-5.สายเกินไป(1986年)に関し、'80年代を舞台とする映画「フェーンチャン(ぼくの恋人)」(2004年)に纏わる妙な因縁を一つ。
実は'89年の初訪泰時、ไก่ นิภาวรรณ(カイ・ニパワン)さんのカセットテープを買って持っていて、YouTubeにアップ(下記動画)済み。けれどもCD化されてないのか、何処を捜しても見つからないんですよね。
ขอเป็นแค่เพื่อน(1988年) by ไก่ นิภาวรรณ(カイ・ニパワン)
曲名誤訳(正「友達になって」)が赤っ恥ものだが、調べるうちに判ったことは、18กะรัต(18カラット)とかいうバンドだかプロジェクトだか知らない集団の一員だったらしい。
MV版เธอใจฉัน(1985年) by 18กะรัต(ก้อ & ไก่)
ライブ版เธอใจฉัน(1986年) by 18กะรัต(ก้อ & ไก่)
映画OST盤เธอใจฉัน by 18กะรัต(ก้อ & ไก่)
さらにですねえ、何とこの映画でノイナーの母親を演じたのが彼女だとか。ウソみたいな本当の話でありますよ。OST盤の最後にチラッと映るピンクの服着たお母さんがそう。どことなく面影がなくもないが、まるで別人みたい。歌手活動期と映画との間には、20年近くの隔たりがあるから仕方ないですね。時の流れが姿形まで変えてしまうのか。然らば後年のジアップ、ノイナーや如何に。
สายเกินไป by แน็ก + โฟกัส(ナェク+フォーカス)
以上、おしまひ。
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