たった三週間(20泊21日)の旅行なんて、あっという間ですね。未だ家賃も電気・水道代も払ってないし、このまま逃げだそうかな。な~んちゃって。ちゃんと社長さんが、午後5時には送迎がてら集金にお見えになる予定であります。
今回もまた、部屋でゴロゴロしているだけで、何もしなかったなあ。それでも、初訪泰時の日本語ガイド氏と連絡がとれて、同い年の逗留先マンション住人(♂)と三人一緒に、2日(土)~4日(月)の二泊三日で小旅行に出かけました。ちょこっとその話に触れておきましょう。
1989年当時、二十歳代の新米独身ガイドだった彼も、今年で50歳と言う。今や妻子三人を扶養する一家の大黒柱である。とは言え、多少太り気味な点を除けば、外見はほとんど変わってない。
午前8時半に逗留先を出発。メーサリャン経由の南回りでメーホンソンへ。ここまでは既に書いたとおりです。翌3日(日)はメーホンソンからパイへ。途中、บ้านรักไทย(バーン・ラック・タイ;タイ友好村)という中国国民党兵士の子孫が住む村を訪ねる。彼らがタイに定住するようになったのは、蒋介石ら幹部が台湾へ逃れる以前の話で、政治的立場はいざ知らず、彼らの「祖国」或いは「故郷」とは台湾でなく、純然たる大陸本土に他ならない。従って、土産物店に並ぶ商品も、地場産品を除けば台湾製よりも中国製品が多い。タイ文字に馴れない当方からすれば、漢字(繁体字)の看板・標識を見るだけで、或る程度の想像がつくから有り難い。次いでถ้ำปลา(タム・プラー;魚の棲む洞窟)に寄る。何度も観ているから驚かないが、鯉の一種がウヨウヨ居る。
パイでの宿は、リゾート・パイ・スパとかいう名前だけはたいそうな木賃宿(600฿)に泊まる。此処は温泉が出るところで、自室庭の浴槽には温泉湯が引かれてあるが、オフ・シーズンとあって空っぽだった。近くに露天風呂があるというので、三人連れ立って行ってみる。なるほど「露天」には違いないが、単に天然の温泉湯が小川となって流れているだけで、日本風露天風呂を想像すると期待を裏切られる。ただし、外に誰も居ないことをいいことに、スッポンポンの日本スタイルで入浴致しましたです、ハイ。
パイの町は西洋人ヒッピー族の巣窟として知られているが、タイ人の若者にも大変な人気らしい。欧米人が多いことから町全体が西洋趣味に彩られているので人気を呼んでいるのだろうか。しかし、国際的な教養をわきまえた紳士淑女ならともかく、同じ欧米人でもヒッピー系ですよ。何時の時代も何処へ行っても、若者は「反体制」を好むのかなあ。
明8日(金)早朝には東京(羽田)に帰着する予定です。
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