タイ國滞在中、物価の話題を取り上げましたが、帰国後スーパーへ食料品を買い込みに行ってみると何のことはない、物価上昇は日本のことでした。つまり、留守中に何かと値上がりしていたのです。
で、タイと日本の食品物価について、面白い法則を発見しました。専門ではないので詳しく調査したわけではなく、スーパーで買物する際の実感として書くのですが、タイでは外国食品より、概ね国産品のほうが安いのに、日本の場合は逆で、国産品のほうがむしろ高めという不思議な現象であります。
日本の場合、輸入肉や中国産ウナギは国産品の半値以下。単に生産コストの問題だけでなく、消費者の国内農業製品に対する安全性や信頼度がそれほど高い証拠でもあるわけで、放射能汚染疑惑など、日本の農製品への高い信頼度を妬む何処ぞが流した悪質なデマではないか、とさえ思えたりします。
タイで林檎がまったく採れないわけではありませんが、青森りんごは超高級果物として売られています。そうそう、雪印ネオソフト(小)が日本のスーパーなら180円で買えるのに、バターより高い99฿(≒¥280-)というのは以前に書きました。日本はすべて輸入に頼らざるを得ないコーヒー豆も、タイ国産(サイアムブレンド)なら舶来品の半値以下です。
震災の影響で生鮮食料品が値上がりするのはある程度理解できますが、100%輸入に頼るコーヒー豆までどうして値上がりするんだろう。むしろ、円高差益を消費者に還元すべき立場ではないだろうか。
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