GMM系列の映画会社GTHが制作した《Suck Seed ห่วยขั้นเทพ》という映画のOST(オリジナルサウンドトラック)盤。ご参考までに映画の予告篇も観ていただきましょう。註)OST盤のDVDには入ってません。
☆ タイ映画《Suck Seed》予告篇 ☆
映画は昨年12月に劇場公開されたらしいが、まだデジタルメディア化されてない模様。
これはぶったまげた。良い意味だが、ふざけたDVDである。頭の硬いお年寄りなら、即座に叩き割りたくなるだろう。とにかく騒々しい。出演者(演奏者?)はノリにノって、エレキはギンギン鳴らすわ、皮も破れよとドラムを叩きまくる。しかし、これでも参らぬか、とばかりに聴く側の耳を威圧するさまは、音楽というより新手の暴力である。
レーベル面がまたふざけてる。“Suck Seed”の英字が中央にあって、それを挟むように“サック・シード”と“ヘタクソ”のカタカナが躍る。文字はそれだけ。タイ字は皆無。英米日がロック先進国という発想か。総じて愛国者のタイ人感情を逆撫でして憚らない。
まあ、同曲異演の動画を見てやってください。
☆ เพลงที่ฉันไม่ได้แต่ง(私の作った曲ではない) by No More Tear ☆
《私の作った曲ではない》という曲名からしてふざけてる。これは本職の演奏だが、何ですかおつむは。ランプなんかぶら下げちゃって。怖そうなボーカルお姐さままで、恥ずかし気もなくやってくれますね。
☆ เพลงที่ฉันไม่ได้แต่ง(私の作った曲ではない) by ARENA ☆
こちらは高校生が作ったバンド“ARENA”の演奏。映画の中とはいえ、タイにはこんなハチャメチャな高校があるんですね。
☆ เพลงที่ฉันไม่ได้แต่ง(私の作った曲ではない) by แนท(Nat) ☆
はっきり言って若者御用達のDVDです。老いぼれのわたくしの場合、映像が面白いので、たまに引っ張り出して聴くならいいが、しょっちゅう聴けと言われたら、もう拷問ですね。
なお、買ったDVDには“karaoke”の注釈が入っているし歌詞字幕も出るが、VCDと違ってボーカル(歌声)が中央に定位して聴きやすい。
karaokeとしては、音声選択により歌声だけ消せる機能がある。
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