第四學年用第一課「春の小川」
一、春(はる)の小川(をがは)はさらさら流(なが)る。
岸(きし)のすみれやれんげの花(はな)に、
にほひめでたく、色(いろ)うつくしく
咲(さ)けよ咲(さ)けよと、ささやく如(ごと)く。
二、春(はる)の小川(をがは)はさらさら流(なが)る。
蝦(えび)やめだかや小鮒(こぶな)の群(むれ)に、
今日(けふ)も一日(いちにち)ひなたに出(い)でて
遊(あそ)べ遊(あそ)べと、ささやく如(ごと)く。
三、春(はる)の小川(をがは)はさらさら流(なが)る。
歌(うた)の上手(じやうず)よ、いとしき子(こ)ども、
聲(こゑ)をそろへて小川(をがは)の歌(うた)を
うたへうたへと、ささやく如(ごと)く。
自分が学校で習ったのとは、やや歌詞がちがいますね。実は、戦時中の国民学校時代に、すでに現行歌詞に変更されているらしいです。他に「日の丸の旗」「村の鍛冶屋」等の例もありますが、文語体から口語体への改訂は、主にこの頃行われています。必ずしも戦後改訂されたわけではなかったようです。
校外に出て、小川のほとりでこれを歌いながら、写生していたことを思い出します。小四のとき、大分へ転校して級友の名前と顔もまだ覚え切れなかった頃の話です。
ありがとうございました。
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