第三學年用第一六課「鵯越」
一、鹿(しか)も四(よ)つ足(あし)、馬(うま)も四(よ)つ足(あし)、
鹿(しか)の越(こ)えゆくこの坂路(さかみち)、
馬(うま)の越(こ)せない道理(だうり)はないと、
大將(たいしやう)義經(よしつね)眞先(まつさき)に。
二、つづく勇士(ゆうし)も一騎當千(いつきたうせん)。
鵯越(ひよどりごえ)に着(つ)いて見(み)れば、
平家(へいけ)の陣屋(ぢんや)は眞下(ました)に見(み)えて、
戰(たたかひ)今(いま)や眞最中(まつさいちゆう)。
三、油斷大敵(ゆだんたいてき)、裏(うら)の山(やま)より
三千餘騎(さんぜんよき)のさか落(おと)しに、
平家(へいけ)の一門(いちもん)驚(おどろ)きあわて、
屋島(やしま)をさして落(お)ちてゆく。
これは「戦(いくさ)」の歌ですから、戦後のNGも当然でしょうね。だからといって、それを良しとするつもりは毛頭ありませんが・・・。
唱歌のことは知らなくとも、物語はよく知っています。児童本では「ひよどりごえ」と平仮名だったので、漢字書きに初めて接し勉強になります。この物語から、不可能を可能にしてしまう勇気と、上に立つ者が率先垂範する、という二つのことを学びました。
どうでもいいですが、「鹿」と「馬」が出て来て危ういですね。
ありがとうございました。
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