敎育ニ關スル敇語
朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス
爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德噐ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳拳服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
明治二十三年十月三十日
御名御璽
嗚呼!!すばらしいなあ。味わい深い。精神浄化を感じる。
『源氏物語』(紫式部;著)
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。
『枕草子』(清少納言;著)
春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
『平家物語』(信濃前司行長?;著)
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。
『徒然草』(吉田兼好;著)
徒然なるまゝに、日暮らし硯に向ひて、心に移り行くよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ。
『方丈記』(鴨長明;著)
行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまる事なし。世の中にある人と住家と、またかくの如し。
上記は、著名な日本古典文学の書き出し文ですが、中・高校生時分によく読誦させられました。自らの意思で「読誦した」のでなく、先生によって強制的に「読誦させられた」のです。声に出して読むと、抑揚をつけて読めるようになりました。勢い、これら書き出し文は、なぜか未だに諳んじています。
みなさま、『教育勅語』を勤行(?)にして、日々読誦してみませんか。父母や祖父母がそうであったように、いつの日か暗誦できるようになるかもしれません。そして、一言一句を身に付け、言行一致してくればしめたものです。
自分も頑張ります!!
以上、「決意表明」でした。
2007年4月9日(月)の記事
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