日本ほど「ありがとう」の言葉であふれている国はない、と断言します。そして、「ありがとう」の数で、その国の国体(国柄)に対する国民満足度が測れるような気がしています。
いつだったか、「生まれ変わるとしたら今度はどこの国?」というアンケートを知りました。具体的な国名は憚りますが、アジア某国では70%以上が他国を挙げたのに対し、日本は97%以上がまた日本人に生まれたいと答えています。他国を挙げた3%弱の人も「他国も経験してみたい」とか「なんとなく」といった感じで、自国に対する不満はないようでした。
現地語として最初に覚えるのは、挨拶言葉以外では「ありがとう」と「ごめんなさい」です。私は重度のニコチン中毒患者なので、これに「タバコを吸ってもいいですか?」が加わりますが・・・。
ここタイ国でも、「コップンカップ(ありがとう)」を頻繁に耳にします。気持ちがいいです。上記某国も五度ほど訪れましたが、「ありがとう」を一度も聞いたことがなく、死語同然でした。概して共産圏は死語同然ですね。極論すれば「個人の意思」が否定されているんです。なんでも言われるまま為されるまま、受動的日常生活、といった印象でした。
日本人で良かったなあ。『教育勅語』ってすばらしいなあ。
2006年12月2日(土)の記事
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