仏印三国のうち、ベトナム、カンボジアは、日本人観光客も多く、よく知られるようになった。しかし、ラオスについては、国名さえ知らぬ人もいる。平成14年と16年に訪ねてみたので、小報告したい。
1.概要
人口‥約500万人。面積‥約24万Km2。言語‥ラオス語。首都‥ヴィエンチャン。宗教‥仏教。民族‥ラオ族(約60%)、ほか60の民族。通貨‥1円=85Kip。略史‥1353年ランサーン王国として統一(首都ルアンパバーン)。1899年仏国の植民地に。1953年独立、内戦後1975年に人民革命党による社会主義政権樹立現在に至る。
2.訪問ルート
タイのチェンマイからラオス航空プロペラ機(ATR72)でルアンパバーンまで約1時間。ビザは申請書に写真1枚添えてUS$31支払えば入国審査前に空港で発給してくれる。ルアンパバーンからラオス航空国内線(もちろんプロペラ)でヴィエンチャンまで35分。帰りはヴィエンチャンからルアンパバーン経由チェンマイまで約2時間。航空機は旧ソ連アントノフ24型を改造した中国製雲南Y-700型機。まるでレントゲン車に乗っているよう。
3.生活の状況・国民性
インフラの整備が遅れている(道路。電気。水道。宿泊施設。etc)。食べ物を中心に生活必需品は驚くほど安い。ラオビール1本120円。ビフテキ定食(パンスープサラダつき)360円。ラオスカニチャーハン54円。フランスパン1本15円。ラオコーヒー1杯36円。タバコ(マールボロライト)120円。国民性は柔和でおっとりしている。自家用車は少ないが、韓国車が目立った。バイクも中国製ハイフォンやヴェトナムからの中古車が主流。ホンダやヤマハ(ともに東南アジア現地生産)はあっても高価なため少数派。
2006年2月23日(木)の記事
コメント