タイ国チェンマイには、温泉があるのをご存知だろうか。有名なのは、市街地からトゥクトゥク(三輪車)で40分ほどの南西郊外にあるサムカンペーン温泉で、何度かここに逗留した。今回はまだ行っていない。写真は、3年前のものだが、吹き出す源泉で撮った。他にも、近郊にはたくさんの温泉地がある。そこで、常夏の国タイならでは、入浴習慣をご紹介しよう。
暑いので、水浴はするが、お湯につかる習慣がない。一般家庭にも、シャワーの設備はあっても、バスタブがないようだ。温泉地も同様に、ホテルの自室バスタブで温泉につかることができるのだが、概してぬるま湯だ。下手をすると風邪をひいてしまう。わざわざ、温度を下げているのだろう。まったく、余計なことをしてくれるものだ。熱い湯が好きな方は、お気をつけください。温泉地と聞いたら、淫靡な雰囲気を想像したくなるが、林の中の一軒家で、周りは何もない。お化けが出そうなところである。そんなことがあってか、この地で日本人客に会ったことはない。地元の人も、まず行かない。たまに、南方の家族連れタイ人観光客が、なにが面白いのか、やって来るぐらいのことか。温泉地風景として、日本と共通なのは、温泉卵を茹でることぐらいしか見当たらない。静かに保養するにはいいが、遊興的な気分でいくと失望しますよ。
ところで、サムカンペーンといえば、タイ国タクシン現首相の生地である。4月に総選挙が行われるということで、町には選挙ポスターがあちこち張り巡らされている。ところが、理由はわからないが、野党側は抗議集会を開き、今選挙をボイコットするらしい。そんなわけで、野党側のポスターは貼られていない。盛り上がりにも欠けているようだ。
いま、昼間は暑いので、ホテルにこもりっきりです。明日からは、少し外出して、街中の様子などをレポートします。
2006年3月12日(日)の記事
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