午后から自転車を転がして、退職年金受給資格(生存確認)証明書を発行してもらいに新宿角筈出張所へ。ついでに、行き着けの薬局で持病の内服薬を受け取って来た。時節柄、マスクを着用してない通行人は、皆無でないにせよ殆どいない。まるで、マスクがファッションであるかのように、一般的な白色だけでなく、アースグリーンやピンク、スペイン風邪対策(?)黒マスク、果ては花柄マスク着用者まである。
ところで、次のような報道があった。
渋谷駅前ハチ公もマスク姿に
新型コロナ対策「外出自粛」を呼びかけ
配信元;SankeiNews(産経新聞社):2020年3月27日
週末の「外出自粛」呼びかけを控えた27日夜、東京都内の繁華街や桜の名所は、金曜夜にもかかわらず人出が普段より少なかった。JR渋谷駅前では、ハチ公像もマスク姿になっていた。
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ハチ公にマスク「善意でも控えて」 話題で「密」な空間
2020年5月1日(金)/10:00配信 朝日新聞DIGITAL
新型コロナウイルスの感染拡大で閑散とする東京・渋谷駅前(東京都渋谷区)で「忠犬ハチ公像」がたびたびマスク姿にされ、管理する区などが頭を痛めている。SNSなどで話題になると人が集まり、「密」な空間が生じることも。関係者は「マスク不足で困っている人に1枚でも行き渡るように、善意でも像に着けるのは控えて」と訴える。
4月8日。この日予定されていたハチ公の死を悼む没後85年の慰霊祭は感染拡大の影響で中止となり、関係者の献花のみが執り行われた。ただ、献花に先立ち、この日のハチ公像の口元には白いマスクが……。管理する区観光協会は「善意のマスクなのかもしれないが、ハチ公を使った私的な宣伝行為はできない」として取り外した。
感染拡大が懸念された年明け以降、ハチ公像は数回にわたりマスク姿にされた。過去にはマフラーを巻かれていたこともあり、協会などの関係者が見つけるたびに外している。
区は無許可でハチ公像に展示物をつけることなどを禁じており、展示物を着けて宣伝に使用できるのは国政や地方選挙の投票の呼びかけや交通安全のPR、国際的なスポーツイベントといった公益性が高いケースに限定。商店街や百貨店などでつくる「忠犬ハチ公銅像維持会」への申請が認められれば、一定期間を宣伝活動に充てられる運用だ。
「産経」が”ハチ公像【も】マスク姿”と好意的報道なら、「朝日」は正反対に否定的論調である。「日本人の心」が理解できないサヨク紙だから、当然かもしれない。自分は渋谷区との境界に住んでおり、「渋谷ハチ公バス」も巡回してくる。何より子供の頃から『忠犬ハチ公物語』が大好きで、人並み外れた愛着がある。
知らなかったが「ハチ公像」は秋田県JR大館駅前にもあって、こちらは「朝日」の論調とは真逆で、「秋田犬群像維持会」「大館市観光協会」「大館市」の三者が、三位一体(?)となって手作りマスクを着けさせたのだとか。
忠犬ハチ公もマスク姿に
コロナ終息願う
秋田魁新報:2020年4月24日配信
JR大館駅前の忠犬ハチ公像が24日、マスクを着けた。
新型コロナウイルスの終息を願い、「忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会」と市観光協会、市が合同で企画。縦13センチ横40センチの白いマスクは、観光協会の職員がさらしで手作りした。~以下、有料記事~
「日本人の心」とは、これですよ、これ。外国人や朝日新聞・サヨクには解るまいが、靖国神社を見るがいい。軍犬、軍馬、軍鳩(伝書鳩)の慰霊碑(像)もあるではないか。御国のために戦ったのは、何も兵隊さんだけではない。銃後の婦女子も軍需工場で勤労奉仕していたし、軍犬、軍馬、軍鳩もまるで同一家族であるかのように愛され信頼されていた。『愛馬進軍歌』や唱歌『軍犬利根』も広く歌われて、尽誠報國の忠心を顕彰してきた。「ハチ公像」は銅像(生き物と違う)だから、ウイルスに感染しない、と「朝日」は言いたいのだろう。何らの信仰心もない唯物論紙らしい。
大館市の人びと(敢えてサヨク常套語の「市民(団体)」とすまい)は銅像そのものでなく、在りし日の「ハチ公」を偲びつつ、そこに籠められた〝御霊″を気遣っているのである。さながら神仏・御来光や軍犬、軍馬、軍鳩像を拝むのと同じ気持で。
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